萬勇鞄の歴史とランドセルの特徴
現在の萬勇鞄は二代目社長が経営しています。
元々「服部鞄製作所」として昭和25年に創立されました。
戦後の混乱の残る時代にはランドセル専門店はなく、鞄屋が作っていた時代です。
鞄は全て手作りで作られ、機械などがない時代ですから一つ一つが手作業で行われていました。
全ての工程を一つの工場で行い、直営店などがなかったので全て問屋に卸していました。
昭和34年に路面店として、初めて店舗を持ったのです。
昭和42年頃にはランドセル作りが主流となり、製作している鞄の約9割を占めるようになりました。
昭和47年頃に、愛知県一宮市に工場を建て、昭和48年に萬勇鞄が設立されたのです。
現在は愛知県あま市に工場があります。
このような歴史と共に昔からの手法を使いランドセルを製作しています。
名古屋だけではなく、全国の必要としている子供達に届けられるように、先代からの意志を受け継いだ二代目社長が経営しているのが特徴です。
一つ一つ丁寧に作られたランドセルが魅力。
萬勇鞄のランドセルの種類とイチオシのモデルは?
萬勇鞄は、品質が高く縫製がしっかりしているランドセルなので、6年間使用しても壊れにくいと評判になっています。
ただし、手縫いで行っていることから、生産数の限りがあるのがデメリット。売り切れる前に早めに購入することをおすすめします。
一押しのランドセルは、牛革で作られた「ノブレス」。
これは男の子に人気で、デザインだけではなく縫製がしっかりなされているので、丈夫なのが特徴です。
また、女の子に人気なのが「クローネティアラ」。
こちらも牛革で作られています。
萬勇鞄では、手縫いで丁寧に仕上げられていることと、牛革なのに安価で購入できることが人気の理由と言えます。
さらに、他のお子さんと被りにくいというメリットもあるのです。
そして、何よりお子さんが6年間背負い続けられるように、背負いやすさのこだわりを持って製作されています。
他のランドセルメーカーのものではなく、一味違ったものを与えたいというご両親からも人気になっています。
品薄になることも多いので早めに購入することが大切です。